京屋酒造では、農場の温度管理にウェザーバケットという装置を使っています。この、
太陽電池パネルが付属しており、その電力を使って計測、また無線によるネットワーク通信により計測した気象データをサーバ側で取得可能な観測ロボットを使うことにより、局地の気象解析や、微気象解析などに必要となる情報をほぼリアルタイムに収集することが可能です。
すでに自社農園の芋畑にウェザーバケットを設置していますが、今後は農作業日誌のソフトウェアに気象情報をリアルタイム入力して、気象条件でどのような品質の農産物ができるかというデータを集めようとしています。
これにより将来的には農場の芋の収穫の端境期に何を植えれば一番畑の良いかや、気候の変化により何時、どのような芋の手入れ方法が必要かを分析する際の科学的な基礎データとして利用することが可能となります。
「気候による生育環境の変化で芋の収穫量、味がどう変わるかについて知りたいし、他にも芋の端境期に何か植えて、有効活用できないかなーと考えているんですよ。そのためにとにかくデータが欲しい。今はデータがない手探りの状態なので」と渡邊社長。
「お天道様と人力」が頼りだった「カンと経験に頼る農」を活かしながらも、自然のしくみに対して科学的なアプローチから迫る。これぞ京屋酒造が掲げる「伝統と革新の融合」にふさわしいプロジェクトです。
このプロジェクトの成功により、さらに美味しい原料芋が生産され、私たちがより美味しい焼酎を飲むことができる。良いスパイラルが回っていくよう、今後の成功を祈るばかりです。
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