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京屋酒造有限会社

探索シリーズ

このページでは、レポーター『甕山雫子』が京屋酒造や焼酎に関することを取材し、京屋酒造の焼酎へのこだわりと旨さの秘密に迫ります。
皆様も京屋酒造や焼酎に縁のある場所に訪れた気分になって読んでいただければ幸いです。随時更新致しますのでお楽しみに。


無駄にしない試み〜食べ物から命を預かる



京屋酒造では、10年ほど前のまだ「有機」という言葉が一般的でなかったころから、自社の焼酎の原料芋の一部を、有機肥料を使い無農薬栽培しています。

農場にお邪魔した際、お土産としていただいたのが「芋づる」です。(上部左側画像参照)九州地方では八百屋さんなどで売っていて一般的なものらしいのですが、私は初めてです。そもそも食べられることすら知りませんでした。皆さんは食べたことがありますか?

どうやって食べるのか、どんな味か全然検討がつかなかったので、京屋酒造のかたにいろいろきいてみました。

「シャキシャキしていて、炒め物とか、佃煮にするとおいしいですよ。フキみたいに下ごしらえのときに筋をとってもいいですけど、取らなくても大丈夫です。」
「にんにくの芽のような感覚で使うのもいいですね。甘辛く煮ても煮崩れなくて、美味しいですよ。」


ほーう。なるほど。

さて、どうしようかな〜、と思って冷蔵庫の中をゴソゴソ。トマトと玉ねぎ、ニンニクがあったので、トマトソーススパゲティに入れてみることにしました。

作り方はこちら:
  1. オリーブオイルをフライパンに入れ、ニンニクのみじん切りを加えて火にかけます
  2. 香りがでてきたら玉ねぎのみじん切りを入れてしんなりするまで炒め、その後サツマイモの茎を投入します
  3. 油がまわったらざく切りトマトとローリエを加えてトマトの形がくずれるまで煮込み、トマトケチャップ、バルサミコ酢、塩・胡椒で味付けて完成です。


できたのがこれです。(上部右側画像参照参照)にんにくのとってもいい香りがキッチン中にふわーっと漂っています。

早速食べてみると、かなり長時間(30分くらい?)炒め煮をしたのに、サツマイモの茎のシャキシャキ感が消えなくて、食べ応えがあります。味は淡白ですが、トマトやケチャップ、バルサミコ酢の酸味と良く調和して、美味しいものができました。

うん、これはいい!

いろいろアイデアがわいてきました。 細かく刻んで塩もみしたあとごま油で炒めて醤油で味つけし、菜めし風にご飯に混ぜ込んだりしても美味しそうですし、この刻んだものをひき肉と混ぜて、餃子の具にしても美味しそう!味にクセがないので、どんな料理にも合いそうなところがいいですね。

もちろん、芋のつるですから芋焼酎にもピッタリですよね。

なかなかスーパーや八百屋さんでは手に入らないかもしれないけれど、見つけたら真っ先に買いたい野菜の1つに昇格しました!九州に行ったら「芋づる」!皆さんも思い出してみてくださいね。

なお、京屋酒造ではこの茎を使って何か商品ができないか試行錯誤中です。また、芋焼酎を蒸留した後の残りの「酒粕」を原料にクッキーを作ったりと、いろいろ面白い試みを続けています。いずれはゼロエミッションも夢でないかも?

工場や農場で出たものを無駄なく活用するこの姿勢、見習いたいものです。


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